日本鹿研究協会

 本協会は鹿および野生動物による農林被害・保護管理・利用に関する調査研究・情報の収集を目的とします。

日本鹿研究協会について

 

日本鹿研究協会(学術団体)英名JAPAN DEER RESEARCH ASSOCIATIONJDRA)はニホンジカの保護管理と生産利用を目指した研究を推進するために1984年に設立されました。

 

事務局は東北大学農学部機能形態学教室をはじめとし、代を経て石巻専修大学理工学部土屋研究室に引き継がれ、現在は仙台市に設置しています。

 

ニホンジカ(以下シカ)は縄文時代日本列島に300万頭生息し、当時の日本人の重要な生活資源として縄文文化を支えていました。しかし、弥生時代以降、稲作の発展とともに害獣となり、あるいは猟獣として捕獲されて減少し、日本人の生活、文化から遠い存在となった大型の草食獣です。

 

しかし、エネルギー革命の結果、薪炭林としての里山の利用は低下し、放棄され、さらにウシの生産のため大規模草地が造成されたものの、牛肉の輸入の自由化により草地は放棄され、代わってシカの食料源となってしまいました。シカは繁殖力が高いため、急激に増加し、各地で食害問題などの農林業に対する社会問題が起きています

 

一方、シカは利用性が低下した日本の里山で家畜が利用できない笹や潅木などの植物バイオマスをそのまま利用して、ベニスン(鹿肉)、ベルベット(鹿茸)、セーム皮(鹿皮)などに有利に転換できることから新しい草地農業の可能性も持ち合わせます。

 

二つの事象の共生共存を図るには、まずシカの習性・食性・分布などのその生理生態について、調査研究を進め、適正な頭数を管理する必要があります。

 

本協会は、シカおよび野生動物による農林業被害・保護管理・利用に関する調査研究・情報の収集を目的として活動しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

事業の内容

1.    野生動物の暗視カメラによる生息数調査

 

2.    シカGPSを使用したニホンジカの生態および生息調査


 

 

3.    ドローンによる生息調査

 

 

 

4.    シカや野生動物の歯による齢査定

 

 

 

 

 

 

5.    遺伝子の解析によるシカや野生動物の分布状況の把握

 

6.    ニホンジカの保護管理と利用

 

7. ニホンジカやクマ・イノシシなどの野生動物に関する研究・講演

 


 

事業の流れ

お話を聞き、調査などの費用を伴うものについては合同会社日本鹿研究協会が受託します。

お問い合わせ先

 

 

日本鹿研究協会(学術団体)

会  長 土屋 剛

日本鹿研究協会(合同会社)

代表社員 土屋 剛

 

981-0904 宮城県仙台市青葉区旭ヶ丘1丁目421705

電話番号  090-5835-7233

 野外調査で山に入っているときはすぐに出られないこともあります。ご容赦ください。ご用件を残していただければ折り返しご連絡いたします。

日本鹿研究協会E-mailアドレス japandeer.reseachassociation@gmail.com

日本鹿研究協会ウエブサイト https:jdra-llc.net/

 

 

 

 

 

 

土屋 剛(略歴)

1976年 東北大学大学院博士課程修了

1989年 農林省鹿の生産利用調査検討委員

1992年 石巻専修大学理工学部教授

1999年 宮城県南奥羽山系カモシカ保護地域専門指導員

2006年 宮城県ツキノワグマ検討委員会副部会長

2008年 宮城県ニホンジカ検討委員会部会長 

2009年 日本鹿研究協会(学術団体)第4代会長

2018年 石巻専修大学客員教授

2021年 宮城県特定鳥獣保護管理委員会委員長

2022年 宮城県自然環境保全審議会委員

2022年 女川町森林整備推進委員会委員長

2024年 牡鹿半島ニホンジカ対策協議会委員

 

資格

農学博士(東北大学:1976

医学博士(長崎大学:1984

農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー(農林省:2009~